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【 flower : 花 】NIKON D700 / AF MICRO NIKKOR 105mm ( f/7.1 1/200 ) |
ショップの店頭に飾ってあった花。逆光で撮影したものをセピア処理。アイフォンとかにも手軽に使える写真加工用のガジェットが入ってるのでほんとんどの人は色々加工して楽しんでるはず。
撮影した写真をいじりすぎて、もはや何の写真かわからないくらい別の写真のすることも可能だ。明るさの調整とか、色の調整とか、いっぱいあるので、始めたばかりはどうすればいいのかわからないかもしれない。でも根気よく続けてると、撮影した写真に自分らしさがでるよう仕上がるようになる。写真の加工はいくつか種類がある。自分がやっている最低限の加工を並べてみる。
【 1 】モノクロ? カラー? セピア?
撮った写真をどういう色の形で保存して公開するかを最初に決める。カラーで撮った写真をモノクロに変換してみると「かっこいい!」となることも多い。モノクロ写真のみでウェブ公開してる人もたくさんいる。もとの写真をキープしておきたいときは別名で保存しておくと、次回加工するときにオリジナルからやり直せる。撮影した写真をカラーにするか、モノクロにするかを決めることは、結構大切。カラーとモノクロ(グレースケールと呼ばれることもある)の他にもセピアやクラシックカメラ風とかいろんなエフェクトがあるけど、基本はカラー、もしくはモノクロ。
【 2 】明るさとコントラストを修正する
撮った写真が明るすぎたり、暗すぎたりしたらまずここを修正する。
暗い写真でもある程度明るさをあげればしっかりした写真に戻ることがある。明るさを調整した後、クッキリ感を強調したい場合はコントラストを調整する。自分で「これくらいかな」と思う明るさやコントラストがでる部分まで調整する。この部分の「このくらいかな」が大事。それが自分自身のセンスなので大切にしてほしい。
コントラスト調整がわかりづらい場合は一番強調した状態から少しづつ弱くしていくといい。回数を繰り返してると自分の感覚が身についてくる。フォトショップ等には自動明るさ調整や自動コントラスト調整するボタンが用意されてる。「一般的にはこんな感じですよ」という目安みたいなものだ
【 3 】トーンカーブ
色の調整や明るさをトーンカーブ調整で済ませることもできる。実際、私は最初のうちフォトショップのトーンカーブ調整のみでほとんど写真を処理するだけで済ませてきた。「こんな言葉知りません」という方はスルーしてください(笑)。
トーンカーブはいろんな方向に微妙に調整できる。自分にあったトーンカーブラインを見つけることができれば、それが自分の感覚だと理解できるようになる。
* 基本的には白黒にするかカラーにするかを決めて、コントラストと明るさを調整するだけで、過去の作品をアップしてる。プロフェッショナルになると、複雑な加工方法も沢山ある。が、私は自分の写真を多くウェブにアップすることを優先したいのでなるべく加工する必要がないように心がけてる。
最初のうちは写真を加工することにとても時間がかかった。撮影した写真が自分の感覚と違うからだ。なので納得するまで時間をかけて加工する。次の日も次の日も同じことを繰り返してたが、ある日をふと気がついた。カメラやレンズを自分の好みのものを見つけることができると、加工時間が圧倒的に少なくなった。ほぼ撮ったままで加工をする必要がないからだ。これにはとても驚いた。
研究するには時間がかかるし、すべてのカメラやレンズを使ってみることなどできるはずがない。写真が素敵だなと思ったら、そのフォトグラファーが使っているカメラやレンズを聞いたりして調べてみるといい。同じカメラを使っても生まれる写真はその人のセンスで全く違うものになるが、自分の撮影した写真を自分の感覚(センス)に近づけていくためにはその方法しかない。カメラやレンズ、写真の加工、ひとつひとつの事柄が混ざり合って1枚の写真が生まれる。その過程を自分なりに楽しみたい。